ごった煮

好きなものの寄せ集め的ブログ。自分の好きなものの魅力を少しでも発信できればいいなと思っています。

4年前の自分と関ジャニ∞

「自己紹介を兼ねて自分の好きなものについて書いてみよう!」

それならば、自分が一番最初に書くべきは関ジャニ∞についてだ。

どんなきっかけで私が関ジャニ∞と出会ったのか、どうしてファンになって今に至るのか、思い出しながら書いてみようと思う。

 

関ジャニ∞というアイドルグループをはっきり意識したのは今から5年前の2012年、ちょうどこのグループが結成8周年を迎えたアニバーサリーイヤーのこと。当時の私は高校3年生になったばかりだった。

 

ジャニーズどころか、お笑い以外の芸能関連の存在にめっきり疎かった自分。

関ジャニ∞というアイドルの名前だけは知っているけれど、なんて名前のどんな顔の人がいるのか、どんな曲を出しているかなんて知らない。というか全く興味がなかったし、正直なところ、アイドルという存在もそのファンも訳もなくバカにしていた。

そんな私でも、ゴリゴリの錦戸担の友人による鬱陶しいくらいのダイレクトマーケティングのおかげで、土曜の夜に『関ジャニ∞の仕分け』という番組が放送されていることだけは知っていた。

ある土曜の夜、他に観る番組もなく、なんとなく仕分けにチャンネルを合わせる。何の期待も抱かずに。ただの暇つぶしで。そこで一瞬映った、存在すら知らなかった人物に心を奪われることになるとは知らずに。

びっくりするくらい可愛らしい髪型と大きな目。急いで確認したその人物の名前は『渋谷すばる』(当時の渋谷さんは何ともキュートなぱっつん前髪だった)。

 

なにこの人…!あの変なお笑いモドキの関ジャニ∞にこんなに可愛い人がいるの…!?

その翌週から、あの渋谷すばるという人を見たくて毎週仕分けを観るようになる。

なんとなくメンバーの顔と名前が一致し始めてきた頃、自分の中で『関ジャニ∞』というグループへの興味が湧いてくるようになった。

楽しそうにメンバー同士でわちゃわちゃ騒いでいる彼らを見ながら、ふと、「この人たちについて行ったらきっと楽しいんだろうな」という、妙に確信めいた憧れのような感覚を抱いた。なんの根拠もなく、理屈で説明のつかないような感覚だった。

こんな感覚を何かに抱いたことなんてなかったし、しかも初めて抱いたその対象は、今までの自分がバカにしていたジャニーズアイドル。

この感覚を信じていいのか分からないまま、とりあえず突き進むことにする。この選択が正しかったと初めて確信できたのはそれから一年後、初めて東京ドームに彼らのコンサートを観に行ったときのこと。

 

∞祭、8ESTという死ぬほど楽しそうなイベントやライブを横目に、私はなんとか無事に受験を終え、大学生となっていた。

飽きっぽい自分が何かを1年以上も好きでいられるなんてと思いながらも、関ジャニ∞に対する熱は初めの頃と比べて明らかに冷めつつあった。

好きなんだけど、もちろん大好きなんだけど、熱量が伴っていない不安定な感じだった。

こんな曖昧な状態だけど自分は本当に関ジャニ∞のファンだと言えるのだろうか、この状態がずっと続くのか、それともそのうち自分の中で関ジャニ∞は終わってしまうのか、とかエイトに対して色々なことを考えていた。

そんな私の元に、ファンクラブからとあるメールが届く。

新アルバム『JUKEBOX』発売&5大ドームツアー『JUKEBOX』開催のお知らせ。

 

もちろん観に行きたい。でもこんな中途半端な気持ちで?

色々と思うところはあったが、とりあえず応募してみる。一緒にライブに行けるような間柄の友達はいなかったので一人で。

そして見事に当選した。

 

ツアー初日の東京公演。

こんな中途半端な気持ちの人間がここにいてもいいのか、すばるくんの団扇を抱えていていいのか、という不安を抱えながらも、座席で開演を待つ。

突然ドーム内の照明が消え、とてつもない声量の歓声が沸き起こる。

ドーム内のモニターに映し出されるOP映像。照明が消えてから現実感が全く消失してしまって、とにかくずーっと食い入るように映像を見ていた。

映像がクライマックスを迎え、ステージから煙が噴き出し、ある曲のイントロが流れ始める。

あれ?この曲知ってる。この特徴的なイントロの曲は『ブリュレ』だ。ブリュレ?あのブリュレ?

ようやく状況が掴めた瞬間にステージの幕が上がり、バンドセットと彼らの姿が現れ、渋谷すばるの歌声が響きわたる。

 

あのブリュレだ。あの超人気ダンスナンバーのブリュレをバンド演奏している。すばるくんが歌っている。すばるくんの手前側にいるのは亮ちゃんで、さらにその手前にいるのはマル、すばるくんの奥にいるのはヤス。後列でドラムを叩いているのがたっちょんで、パーカッションがヨコで、キーボードがヒナで…

気づいたら泣いていた。私が初めてここまで大好きになった存在の関ジャニ∞が、大好きな曲を、あそこのステージの上でバンド演奏して歌っているのだ。

 

ブリュレの次は、アルバム曲の夕闇トレイン。その次は宇宙へ行ったライオン。次にLIFE。

そしてメンバーによる挨拶。そこですばるくんの挨拶は、多分一生忘れないと思う。

 

「こんなに最低でクソみたいな世界だけど、生きてれば、こんなに!最高なことがあるんだぜ!!」

 

この言葉を聞いた瞬間、1年前に抱いた「この人たちについて行ったらきっと楽しいんだろう」というあの感覚と、その感覚を信じた自分の判断が正しかったこと、そして自分は関ジャニ∞のことが大好きなんだということを再認識した。

 

あれから4年も経って、今も順調に関ジャニ∞のファンでいられている。

5年前のあの感覚を信じることができて本当に良かったと思っている。

これまでの間に同じような感覚を抱かせてくれる存在にたくさん出会い、そのどれもが自分にとって大切で大好きなものになっている。

そんな今の自分があるのは、関ジャニ∞のおかげだ。あのとき関ジャニ∞を信じていなければ、自分の人生なんて今以上に最低最悪で死ぬほど退屈だったはずだ。

 

今の自分がここまで関ジャニ∞を愛しているのは、彼らが私の世界を変えてくれた最初の存在だからだ。

 


これ以下はただの雑記です。

 

書いている途中で、この文章を向かう先が分からなくなったけど、なんとか着地させることができました。

JUKEBOXで初めてエイトを見たときのことを書こうとすると、何故か泣きそうになってしまって、「あのときの感動がなければ今の自分は存在しないんだろうな」と改めて感慨深く思いました。もう4年前か…

 

今の自分の関ジャニ∞に対する熱はずっと落ち着いています。昔悩んでいたような不安定なものではなく、超安定した状態。定常状態です。

「絶対に関ジャニ∞だったらこっちの期待を超えてきてくれる」という信頼があるからです。とても心地いいです。

 

その頃は何の疑いもなく自分は渋谷担だと思っていたのですが、やっぱり『担当』という感覚を掴むことが出来ず、未だに○○担だとは明言せずにふわふわしています。

「これだっ!」という感覚を得て自分は村上担だと思ったりもしましたが、やっぱり分かりません。

もちろん渋谷さんのことも村上さんのことも大好きです。横山さんも好き。三馬鹿尊い。好き。

 

とにかく自分の好きなもの自分が好きなように楽しめればいいやと思っているので、多分これからも無理に誰担当なのか考えることはないと思います。全員好きなんだし、それでいいじゃんって感じです。